旅の想い出・北海道編 イラスト
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美瑛の丘を味わう!
 北海道のほぼ中央に位置する美瑛町は「丘のまち」として知られる。
 その魅力は晩年美瑛町に住んだ写真家・故前田真三氏などによって伝えられ、現在では道内屈指の人気スポットのひとつに数えられる。四季折々に表情をかえる同地の景観は、季節を変えてまた訪れてみたいという気持ちをかき立てる。
 私自身、同地を頻繁に訪れており、同地の景観はおすすめしたい。

1997年 2月 1日公開
2004年10月 5日更新

トップイメージ
美瑛の丘と十勝岳連邦を望む


美瑛の丘について(写真はカラマツいろづく丘の風景 1996.11.2撮影)
 美瑛の丘は四季折々に違った姿を見せてくれ、その美しさには我々を魅了するに十分なものがあります。写真でもその美しさが紹介され、それゆえ同地にその写真をもとめてやってくる人も数多くいます。
 美瑛の丘の景観の素晴らしさは丘が織りなす曲線、畑にぽつんと残された木が作り出すアクセント、季節によって異なる様々な姿、同じ場所でさえ植える作物の相違で無限の異なる組み合わせの風景を作り出すことにあるのではないでしょうか。

丘めぐりで気をつけること
 美瑛の丘はすべて畑です。所有者のいない土地はありません。その畑を丁寧に手入れしている農家の方々もあって丘の美しさが保たれています。美瑛の町の人は別に観光目的で丘を整備しているわけではなく、日々の畑仕事の一環としてやっているだけです。その風景を観光客はタダで見ているのです。
 したがって、@畑に勝手に入らない(ちょっともダメ)、A農道に車を乗り入れないB路上駐車しない(農耕車が通れない)、Cごみは捨てない、は鉄則です。それが守れない人には美瑛を観光する資格はありません。その前提で続きをご覧下さい。

 その畑に入り込んで記念撮影をする非常識な観光客、三脚とカメラをかついで入っていく自称カメラマン・・・があとを絶たないのは悲しい事実です。立派な不法侵入です。町の人の中にはそのような人を快く思っていない人もいます。畑にフェンスを張ろうかと思っている人もいるくらいで、そうなると丘の景観は台無しです。
 別に美瑛に限ったことではないですが、日本人観光客は少しは良識ってものをもってほしいですね。あんただって他人にずけずけと自分の庭に入られたらイヤでしょうが。美瑛の地を訪れた時のマナーについて旅先のマナー特集でも取り上げています。そちらも併せて参照していただければと思います。

美瑛の丘の観光ポイント
 展望台が主に三カ所あります。北西の丘展望台、新栄の丘展望台、三愛の丘展望台で、いずれも駐車場・トイレ完備です。はじめての人はまずここから行くべきでしょう。
 その他にも千代田の丘展望台など数カ所に展望台があります。

北西の丘
北西の丘展望台を下から望む
新栄の丘
新栄の丘展望台からの眺め

千代田の丘から水沢ダム

 また美瑛の丘はテレビのコマーシャルの舞台としても使われます。多くのCMが撮影されました。そういうポイントが名所としてあちこちに残っています。


ケンとメリーのポプラの木

セブンスターの木

親子の木

マイルドセブンの丘

逆光の北瑛の丘

拓真館
 写真家 故・前田真三氏のフォトギャラリーです。季節ごとに様子を変える美瑛の丘の美しさを一堂に味わうことができます。美瑛駅から車で15分くらい(だったかな?)。美馬牛駅から徒歩で片道1時間ほど。のんびり歩くともっとかかりますが、丘の景色も楽しめるので歩いてみるのもいいかと思います。
 館内では展示のほか、写真やポストカード、カレンダーなども販売しています。けっこうおすすめです。

大雪〜十勝岳連峰の山並み
 美瑛の丘からは北海道の中でも数々の秀峰が並ぶ大雪〜十勝岳連峰の山々をきれいに見られることがあります。微妙な天候に左右されるのできれいに見られる確率は低いのですが、それだけにきれいに見られた時の感動はひとしおです。また雲や夕陽など自然条件により様々な美しい姿をみせてくれます。



観光ポイント以外の丘の風景
 展望台やコマーシャルポイントは混雑します。美瑛のいいところは決してそんなところだけではありません。美瑛の丘のいたるところに美しい風景がそっとあなた待っています
 そんな風景を探しもとめて丘はゆっくり走りたいものです。その途中で思いがけず自分だけのよい眺めが見つかるかもしれません。季節や天候によりさまざまにかわる美瑛の丘の眺めにはまだ未開拓の場所も多々あります。そういう景色を探しながら回る、それもひとつの旅の姿ではないでしょうか。


雨上がりの畑の風景

青空の下にひろがる丘の風景

キガラシの花が咲き乱れる

一本の木を見上げて

ジャガイモの白い花が咲く

秋まき小麦が収穫を迎える

美瑛の丘の交通機関
 私としては、レンタサイクル・レンタバイクをおすすめしたいと思います。レンタバイクは美瑛駅近く、レンタサイクルは美瑛・美馬牛両駅の近くにあります。時間と体力もそれなりに要りますが、是非美瑛の丘の風を感じて楽しんでもらいたいと思います。

(その他の交通機関)

 バス
 純然たる町民の足としての交通機関で観光にはまったく用をなしません。
 最近、JR北海道が「富良野・美瑛キャンペーン」とかで「ツインクルバス」なるバスを美瑛駅発着で走らせています。拓真館(後述)とか展望台を回るバスで札幌発着のフリーパスで乗れるらしいので便利だとは思います。でもなんか定期観光バスみたいで美瑛の土地を味わうにはどうかなと思います。

 タクシー
 美瑛駅にあります。観光タクシーとしての用は為すものと思われます。ただし美瑛の丘は広いですからそれなりの経費はかかります。

 レンタカー
 駅レンが美瑛駅にあります。しかし本当に景色の良い場所は未舗装道に多く、車で回ると意外と面白くありません。それに結構短時間で回れてしまいますし、車は急には止まれません。景色のいいところを見落とす可能性もあります。経験的にはあまりおすすめしません。

美瑛の丘の四季
 美瑛の丘は天候、季節、時間・・・によっても様々な姿を見せてくれます。そこが美瑛の丘の魅力のひとつでもあります。天気の悪い日やシーズンオフに来てもがっかりしないで下さい。素晴らしい景色に出会えるかもしれません。
 詳細は「美瑛の丘の四季」をご覧下さい。こちらでは美瑛の丘で見られる四季折々の風景をご紹介します。

雲の丘
低い雲のたなびく丘の風景
冬の丘
冬の丘の風景

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